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第1話 ROMANCE DAWN -冒険の夜明け-

物語の始まりから22年前、

富・名声・力。
かつて、この世の全てを手に入れた男、海賊王ゴールド・ロジャーが、
死に際に放った一言は、全世界の人々を海へと駆り立てたのです。

ロジャーの言葉とは、
「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ・・・探してみろ
      この世の全てをそこに置いてきた」というものです。

こうして、この世は大海賊時代を迎えるのでした。


そして、それから12年後、物語の始まりからは10年前、
主人公のモンキー・D・ルフィが、まだ幼かった頃の話が第1話です。

小さな港村、フーシャ村に1年前から海賊船が停泊していました。
海賊赤髪のシャンクスが率いる赤髪海賊団の船です。

シャンクスたちは村の酒場、マキノさんの酒場でいつも楽しく宴をしています。

そのシャンクスたちの話を聞く幼い頃のルフィは、海賊に憧れて、
シャンクスに航海に連れて行って欲しいと頼むのですが、
どうしても航海へは連れて行ってもらえません。


ルフィがまだガキだからという理由です。


副船長のベン・ベックマンの話では、
シャンクスは海賊の楽しさだけでなく、船長として海賊の過酷さや、
危険だって一番身にしみてわかっているからこそだと言いますが、
ルフィは、なかなか納得が出来ません。

ルフィは幼くても誰より鍛えているから、自分は強いつもりですし、
幼くても、気持ちだけはもう一人前だからです。


そして、いつものようにシャンクスたちとマキノさんの酒場にいると、
そこに山賊が現れます。賞金首のヒグマが率いる山賊たちです。

ヒグマは、酒が欲しいと言うのですが、
残念ながら、酒はシャンクスたちが呑みつくしてしまったため、
もうお客に出せる酒が残っていません。

そこで、シャンクスが自分の手元にあった未開封の酒を、
一瓶渡そうとしたのですが、
それではまったく足らないと言って、ヒグマはその瓶を割って、
シャンクスに酒をかけたのでした。

それでも、シャンクスは怒ることもなく、
床に散らばった瓶の欠片を拾って掃除をし始めたのです。

シャンクスのその様子を見て、
ヒグマはさらにカウンターの上の酒も刀で割って、
さらにひどい状態にしますが、シャンクスは何も言いません。

そんなシャンクスに、ヒグマは「じゃあな。腰抜けども」と捨て台詞を残して、
マキノさんの酒場を出て行きます。

ヒグマが出て行った後、酒場では、
酒をかけられたシャンクスも、海賊団のクルーたちも、
怒るどころか、「派手にやられたな」と大笑いです。

一人それではすまないのがルフィです。

何故戦わなかったのか納得が出来ません。
いくら相手が人数が大勢で強そうでも、あんなのはかっこ悪いと。

しかし、シャンクスは、ルフィの気持ちはわからなくもないが、
別に怒るほどのことでもないと諭します。

それでも怒りの収まらないルフィは、その場を離れようとしますが、
そのルフィを止めようとシャンクスがルフィの腕を引っ張ったそのとき、


なんと、ルフィの腕がゴムのように伸びたのでした。


これにはシャンクスたちも驚きました。
シャンクスたちが敵船から奪った悪魔の実をルフィが食べてしまったのです。

ルフィが食べた悪魔の実はゴムゴムの実です。

悪魔の実は海の秘法とも呼ばれるものです。
ゴムゴムの実を食べれば全身がゴムのゴム人間になりますが、
海に嫌われて、一生泳げない体になってしまうのです。

海賊になりたかったはずのルフィが、一生泳げない体になってしまいました。


しかし、ルフィは落ち込むこともなく、逆に妙に上機嫌です。
シャンクスたちが航海に出ている間も、
自分は一生海に落ちない海賊になるからいいと言って、
それよりも体がゴムのように伸びることにご満悦です。

そして、シャンクスたちがいないときも、
ルフィはマキノさんの酒場に入り浸っていたのですが、
ある日、酒場にあの山賊のヒグマがまた現れます。

山賊は特に暴れるわけでもなく、酒場でそのまま酒を飲み始めたのですが、
ルフィのほうから、山賊に向かってケンカを仕掛けたようなのです。

そして、ルフィは山賊に連れて行かれてしまいます。

ルフィは何か怒っていて、なんどもヒグマに向かっていきますが、
山賊のヒグマには、まったく適いません。パンチ一発当たらないのです。

そこにマキノさんが連れてきた村長も駆けつけて、
山賊にお詫びをしますが、山賊はルフィを許しません。
自分を怒らせたと、山賊はルフィを殺そうとしています。


そのルフィの命の危機に現れたのは、シャンクスたち赤髪海賊団でした。


以前に酒をかけても、まったく怒ることもなかったシャンクスたちを、
腰抜けだと山賊たちはバカにしているのですが、
今日のシャンクスは以前と違いました。

シャンクスは酒を頭からかけられても、つばを吐きかけられても、
たいていのことは笑って許してやると言います。

しかし、どんな理由があっても、
友達を傷つける奴は許さない!!!と言うのでした。


友達というのは、もちろんルフィのことです。
そのシャンクスの言葉に、
山賊たちは一斉にシャンクスたちの襲い掛かりますが、

山賊たちは副船長のベン・ベックマン一人によって、
あっという間に倒されてしまうのでした。

そのあまりの強さに、分が悪いと判断したヒグマは、
その場に煙幕をたいて、ルフィを連れてどこかへと逃げてしまいました。


ヒグマが逃げた先は、なんと海の上でした。
山賊がまさか海に逃げるとは思わないだろうと思ってのことですが、
小船に乗って海へと逃げていたのです。

そして人質としての用が済んだルフィは、
小船から蹴り落とされてしまいます。

ルフィは、自分を強いと思っていたのに、
マキノさんの酒場で山賊にシャンクスたちのことをバカにされて、
こうしてケンカを仕掛けたのに、一発も殴れなかったのです。

悔しがるルフィですが、海に落ちてはもう助かりません。
悪魔の実を食べたルフィはカナヅチで泳げません。

しかし、そのルフィは、驚くべき光景を目の当たりにするのでした。

ヒグマの乗った小船の何倍もの大きさの巨大な海の生物が、
ルフィたちに近づいてきたかと思うと、その怪物は、

ヒグマの乗った小船を、丸ごと喰らってしまったのです。
山賊のヒグマも当然、怪物によって一のみです。

さらには、その怪物は、おぼれているルフィへと迫ってきたのです。


ルフィもヒグマ同様に、丸呑みにされそうになったとき、
シャンクスが助けに入りました。

シャンクスがその怪物を睨みつけて「失せろ」と言っただけで、
その巨大な怪物がシャンクスを怖がるように震えだして逃げていったのでした。


こうして、ルフィは命拾いをしたのですが、
助けに入ったシャンクスは、
あの怪物に左腕を食いちぎられていたのでした。


こんな事件があって、ルフィは、
シャンクスが自分を航海に連れて行ってくれない理由や、
海の過酷さ、危険さ、そして自分の非力さが身にしみてわかったのです。

なにより、シャンクスという男の偉大さをルフィは思い知って、
こんな男にいつかなりたいと心から思ったのでした。


そして、少しの時が流れて、シャンクスたちが海へ出ることになりました。
もうこの船出で、村へは戻ってこないということです。

しかし、ルフィはもう以前のように、
シャンクスに連れて行って欲しいとは言いませんでした。

ルフィは海賊をあきらめたわけではありません。
自分で海賊になることにしたのです。

しかし、それをシャンクスに言っても、また例によって、
「お前なんか海賊になれない」と言ってルフィをからかいます。

シャンクスの言葉にルフィは、

自分もいつか、シャンクスたちの一味にも負けない仲間を集めて、
世界一の財宝をみつけて、海賊王になってやる!と言うのでした。


その言葉を聞いたシャンクスは、
ルフィに自分が大事にしていた麦わら帽子を預けることにします。

この麦わら帽子がルフィのトレードマークの麦わら帽子です。

そして、シャンクスは、
いつかきっと、立派な海賊になって返しに来るようにと言うのでした。


シャンクスに麦わら帽子を託されてから10年後、
ルフィの船出の日になりました。海賊になるための船出です。

小さな手漕ぎボートのような小船で船出をしたルフィを、
あのいつかの怪物、近海の主が襲いますが、ルフィは10年前とは違います。
10年間鍛えて身につけた技、ゴムゴムのピストルで、
一撃で怪物を倒して無事に出航して行ったのでした。


こうして、ルフィの冒険が始まりました。
まず仲間を集めたいと言うルフィです。10人は欲しいと言うことです。

そして、大声で「海賊王に、おれはなる!」と叫んで航海を始めたのでした。

ここまでが、ワンピース、第1話 ROMANCE DAWN -冒険の夜明け- の
ストーリーのあらすじです。